調査結果概要
10年目を迎えた地域元気指数調査
地域の元気度はコロナ以降回復し堅調に推移
幸福度は社会情勢を映し調査開始以来の最低値に
激動する社会経済情勢からくる不安感を色濃く反映

「地域元気指数®(地域元気度)」は、全国の男女約10万人を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気かを1~10点で採点してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。
「幸せ指数(幸せ度)」は、同調査において、自分がいまどのくらい幸せかを1~10点で自己評価してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。
住民自身による評価を「見える化」し、全国における位置や経年変化を把握することのできるユニークな基礎調査として、学術研究分野や国・地方公共団体の施策立案などで活用されています。
今年で第10回目となる「地域元気指数調査」は、全国20~69歳の男女を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気か、自分がどのくらい幸せかをそれぞれ1~10点で評価してもらい、その平均値を自治体ごとに算出しています。2025年の主な調査結果は以下の通りです。
<TOPICS>
1. 地域元気指数・幸せ指数の推移
●地域元気指数は5.69と堅調に推移
幸せ指数は社会情勢を映し調査開始以来の最低値に
地域元気指数は、コロナ禍の2020年に5.52まで下落した後、3年連続で上昇し2023年には過去最高値(5.75)を記録、2024年の微減を経て2025年は5.69とほぼ横ばいで推移しており、地域の活力は底堅さを維持しています。
一方で、幸せ指数は2年連続減少の5.96となり、調査開始以来の最低値となりました。アフターコロナの新時代において、物価高や相次ぐ自然災害への警戒感など、激動する社会経済情勢からくる不安感が色濃く反映される結果となっています。
2. 性年代別の地域元気指数・幸せ指数の推移
●20-30代の若年層が自らの幸せをポジティブに捉え、地域の評価を牽引
30代以上男性や40代以上女性では幸せ指数が低下、幸福感の維持が課題
性年代別に見ると、20代男性(5.88→6.04)や20-30代女性において地域元気指数が前年より向上しています。若い世代が地域を前向きに評価し、幸せ指数についても同様の傾向が見られ、地域全体を力強く押し上げる原動力となっている様子がうかがえます。
一方で、30代以上の男性や40代以上の女性では幸せ指数が低下しており、特に社会の不安感を敏感に映し出しやすい世代において、幸福感の維持が課題であることが読み取れます。
3. 地域元気指数ランキング ベスト20
●沖縄県・東京都が不動のトップ2を堅持!
石川県が震災を乗り越え上昇幅1位を記録
都道府県別の地域元気指数では、1位 沖縄県(6.26)、2位 東京都(6.21)、3位 神奈川県(5.94)と上位の顔ぶれは揺るぎない結果となりました 。注目すべきは石川県で、昨年の震災による落ち込みから一転、今年は上昇幅トップ(5.59→5.75)となり、力強い回復を見せています。
石川県では「新しいものを受け入れる風土」や「地域のことを学んでいる」といった項目が向上しており、復興に向けた住民の主体的な姿勢が元気指数の回復に繋がっていると考えられます。
4. 幸せ指数ランキング ベスト20
●沖縄県が昨年に引き続き幸せ指数1位を維持!
新潟県は「地域資源」の再発見で幸福度が大きくアップ
都道府県別の幸せ指数ランキングでは、沖縄県が昨年に引き続き1位を維持、次いで2位に奈良県、3位に東京都がランクインしました。
幸せ指数の増加幅では新潟県が全国第1位となりました。
新潟県では、「地域の祭りやイベントが盛ん(21.3%→26.2%、+4.9pt)」「地域一体の取組がある(16.2%→20.1%、+3.9pt)」「この地域のことがよく知られている(21.0%→24.6%、+3.6pt)」といった評価が大きくアップしました。
5. 地域元気の評価 50要素
●文化・芸術活動への評価が上昇!
外国人旅行者の増加を実感
評価の50要素をみると「自然が豊か」「犯罪や事故が少ない」は低下する傾向にあり、「音楽や文化・芸術活動が盛ん」(+0.9pt)や「外国人旅行者が増加」(+0.8pt)は上昇しています。
特に外国人旅行者は一時の急増が落ち着きつつあるものの増加傾向にあり、また、文化芸術活動が再び活発化している点も、地域の賑わいを支える新たな兆しとなっています。
6. 地域元気の評価 長期時系列
●高槻市・明石市・金沢市が上位を独占(関西・甲信越ブロック、30万人以上グループ)
南関東の都市部で図書館への支持が厚く、九州の大村市は全国トップクラス
(南関東・九州他)
関西ブロックでは、30万人以上のグループで1位 大阪府高槻市(50.5%)、2位 兵庫県明石市(50.3%)が非常に高い満足度となっています。
甲信越ブロックでは、30万人以上のグループで石川県金沢市が3位(48.5%) 、5万人以上のグループで長野県塩尻市が5位(49.4%)にランクインしました。
南関東ブロックでは、10万人以上のグループで1位 東京都武蔵野市(55.2%)、3位 千葉県浦安市(54.8%)が上位となっています。
九州・沖縄ブロックでは、5万人以上のグループで長崎県大村市が1位(57.7%)となりました。
その他、3万人以上のグループでは茨城県東海村(57.5%)、1万人以上のグループでは滋賀県愛荘町(57.5%)が高評価を得ています。
これらの自治体は、全国平均(32.3%)を大きく上回る評価を得ており、規模の大小にかかわらず、充実した図書館サービスや各自治体の工夫を凝らした図書館運営が、地域の元気と住民の幸福度を支える重要な行政サービスであることが分かります。
調査概要
【調査方法】インターネットによる調査(マクロミルモニター)
【調査対象】全国20~69歳の男女
【調査時期】2025年8月1日~8月27日
【サンプル数】1次調査 100,000人
【集計方法】令和2年国勢調査に基づき、全国の市区町村人口規模別30区分×男女×年代3区分=180区分の人口構成に従ってウェイトバック集計を行った。
地域元気指数調査2025
全国「地域元気指数調査2025」News Release [PDF]
※データを転載する際には、『「地域元気指数調査2025」(株式会社アール・ピー・アイ調べ)』と明記いただきますようお願い申し上げます。






