地域振興/産業振興/リサーチ・マーケティング/事業プロデュース・マネジメント 株式会社アール・ピー・アイ

最新の調査結果

               

調査結果概要

地域元気指数は2018年5.69→2019年5.66とやや減少。20代男性のみ地域元気への評価がアップ。若年男性に地域の元気の兆しを感じ取る感性あり。

・2019年の地域元気指数は5.69→5.66とやや減少。住環境に対する不安、コミュニティへの帰属感の薄れなど、ごく身の回りの生活環境への評価の低下が、地域の元気を減退させている。
・20代男性のみ地域元気への評価がアップ、若年男性に地域の元気の兆しを感じ取る感性あり。
・都道府県第1位は5年連続「沖縄県(6.19)」、市第1位は4年連続「長久手市(7.20)」

ロゴ

株式会社アール・ピー・アイ(所在地:千代田区 代表取締役:長澤 博英)は全国約10万人の20~69歳の男女を対象に、住民自身が地域の元気度合いを評価する「地域元気指数調査」を2015年から実施しており、今年度で5年目になります(1年目はプレ調査)。
地域元気指数とは、地域の総体的な元気度及び、元気の源となる47の評価要素を数値化したものです。これによって、全国の都道府県別・市町村別の元気度や元気の評価要素を共通のモノサシで測定することができます。
本調査は、地域元気指数を定点調査しつつ、行政や住民自らが地域の元気を増幅することのできる施策や取り組みを明らかにし、地域の元気や個人の幸福度を高めることを目指しています。

<TOPICS>
《全国結果》
●2019年の地域元気指数・幸せ指数は、ともにやや減退感が強まった。

居住する市区町村に感じる元気の度合いを10点満点で尋ね、その平均を算出した地域元気指数は、2019年は5.66で、前年に比べ0.03ポイント低下した。
また、個人の幸せ感を10点満点で尋ね、その平均を算出した幸せ指数は、2019年は6.10で、こちらも前年に比べ0.03ポイント低下し、地域元気指数・幸せ指数ともにやや減退感が強まった。
各年7月の景気動向指数をみると、2019年は景気判断も悪化しており、地域元気指数の低下と一致している。地域の元気の判断は、特に経済的な観点に影響されている可能性が推測される。

地域元気指数・幸せ指数推移

●住環境に対する不安、コミュニティへの帰属感の薄れなど、ごく身の回りの生活環境への評価の低下が、地域の元気を減退させている
地域の元気をつくる源として47の要素を設定し、居住する地域に対する評価を尋ねた。47要素のうち、この4ヵ年で評価が低下した上位は【住みやすさ】に係わるものが多く、「地域防災等の仕組みが機能している」「犯罪や事故が少ない」「病院・医療体制が整っている」などで低下がみられた。ほかに【コミュニティの充実度】に係わる「地域のために頑張っている人が多い」「地域内に知り合いや仲間が多い」「地域一体となった取り組みがある」などの評価が低下している。
住環境に対する不安、コミュニティへの帰属感の薄れなど、ごく身の回りの生活環境に対する評価が低下していることが、全国的に地域の元気を減退させているようである。

地域元気の47要素

●地域の元気を感じているのは女性。20代男性に、地域の元気の兆しを感じ取る感性あり。
性年代別にみると、60代女性が最も地域の元気を感じており、次に20~30代女性が続く。女性のほうが男性より、個人としての幸せ感や地域の元気を感じており、女性が地域の元気をけん引していると言えそうだ。
ほとんどの性年代で、前年に比べ地域の元気に対する評価は低くなったが、20代男性のみ評価が高まっており、若い男性ならではの感性で、地域に元気の兆しを感じ取っているのかもしれない。

性年代別元気指数
性年代別散布図

●20代男性は、地域に新しい変化をもたらす人材として期待大。
若い男性ならでは感性を探るため、20代男性を地域の元気を最も感じている60代女性と比較した。20代男性は「地域のことを深く知ったり学んでいる」「新しいイベントができた・地域の祭りが復活した」「他地域との交流が盛ん」などの項目で、他の性年代に比べ最も評価が高く、地域の新しい動きに関心を示し、地域を越えての交流に注目するなど、地域コミュニティに積極的な態度がうかがえる。若年男性は、地域に新しい変化をもたらす人材として期待が高い。

20代男性47要素

《都道府県別結果》
●2019年の地域元気指数 都道府県では沖縄県が第1位、東京都が第2位。前年からの増加幅では岡山県が第1位。

​全都道府県における地域元気指数のランキング上位をみると、沖縄県(6.19)が昨年に続き1位をキープ。東京都(6.06)は昨年1位から2位にランクダウン。3位は福岡県(6.04)で昨年7位から順位を上げた。一方、昨年からの増加幅では、岡山県と福岡県(ともに0.15増)が同率で1位、広島県と京都府(ともに0.14増)が同率で3位。

都道府県ランキング

●市部門は愛知県長久手市が堂々の4年連続第1位、福岡県福岡市が第2位。福岡県の市が躍進。
市部門(614市)における地域元気指数のランキング上位をみると、愛知県長久手市(7.20)が堂々の4年連続1位を維持。2位の福岡県福岡市(6.90)、4位の福岡県福津市(6.78)、6位の愛知県日進市(6.68)などが順位・地域元気指数ともに大きく上昇。トップ10に福岡県から4市がランクイン。
町村部門(230町村)における地域元気指数のランキング上位をみると、1位が福岡県新宮町(7.27)で昨年2位から1位に躍り出た。2位が沖縄県北谷町(7.19)、3位が沖縄県与那原町(7.00)と続く。都道府県・市町村ランキングともに、福岡県の躍進ぶりが目立つ結果となった。

市町村別ランキング

●沖縄県は多くの要素で他県を上回っている。しかし、各県にも強みがある。
地域元気指数第1位の沖縄県は、地域の元気をつくる源として設定した47要素中28要素で1位を獲得している。特に【賑わい】【コミュニティの充実度】に係わる要素はすべて1位であった。圧倒的な元気度をみせる沖縄県だが、他県が1位に輝く要素もある。例えば「この地域ならではの歴史や伝統行事がある」は島根県、「地域内に働く場が多い」は愛知県、「地域を代表する特産品がある」は青森県が1位であった。各県の強みを大切にし、その強みを生かして地域の元気を高める方法を探るとともに、弱みについては上位の県をベンチマークとし、目標を設定することで、各県の課題や実情に応じた最適な対策を検討することができるだろう。

47要素都道府県ランキング

調査概要
【調査方法】インターネットによる調査
【調査対象】全国20~69歳の男女
【調査時期】2019年8月3日~8月20日
【サンプル数】100,000人
【集計方法】平成27年国勢調査市区町村人口に基づき、人口規模30区分×男女×年代3区分=180区分の人口構成に従ってウェイトバック集計を行った。

地域元気指数調査2019

全国「地域元気指数調査2019」News Release [PDF]
※データを転載する際には、『「地域元気指数調査2019」(株式会社アール・ピー・アイ調べ)』と明記いただきますようお願い申し上げます。