地域振興/産業振興/リサーチ・マーケティング/事業プロデュース・マネジメント 株式会社アール・ピー・アイ

最新の調査結果

               

調査結果概要

地域の元気度は回復の兆し
「商店街の活気」が地域の元気を取り戻す決め手

長引くコロナ禍の状況下、地域への回帰と再評価が地域の元気度を回復、
地域での暮らし時間とおうち時間の充実が幸福感を増大させた

ロゴ

「地域元気指数®(地域元気度)」は、全国の男女約10万人を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気かを1~10点で採点してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。
また、郷土愛や経済、住民交流など5分野全47項目にわたる設問を通じ、地域元気度の源を探る手がかりを提供しています。
「幸せ指数(幸せ度)」は、同調査において、自分がいまどのくらい幸せかを1~10点で自己評価してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。
住民自身による評価を「見える化」し、全国における位置や経年変化を把握することのできるユニークな基礎調査として、学術研究分野や国・地方公共団体の施策立案などで活用されています。

<TOPICS>
1. 地域元気度と幸せ度
●地域の元気度は回復の兆し
 幸せ感はコロナ禍前を超え、新しい生活スタイルの中で幸せを見出している

 地域元気指数は前年に比べ上昇。調査開始以来最も高かった2018年には及ばないが、コロナ禍前の2019年の水準に回復した。
 幸せ指数も上昇。調査開始以来、最高値となった。
 コロナ禍における初めての夏を迎えた前年2020年8月の調査時は、多くの人が自粛を余儀なくされ、地域の活気の低下や元気の落ち込みを感じていたのに対し、2021年8月の調査時は、感染者増の状況下ではあったものの、オリンピック開催などに明るい兆しを感じ、コロナ禍の新しい生活スタイルの中で幸せを見出すようになってきたと推察される。

地域元気指数・幸せ指数推移


2. 性年代別、都道府県別の地域元気度と幸せ度
●男性20代・女性30代は、幸せ感や地域を元気と感じる指数が伸びており、
 新しい生活スタイルをいちはやく確立している

 性年代別にみると、幸せ指数・地域元気指数ともに女性のほうが高い傾向にあり、女性60代が最も幸せを感じている。次いで女性20~30代が高く、一方、男性30~50代において低い。
 この傾向は過去調査においてもみられたが、前年差をみると男性20代や女性30代で幸せ感・地域元気度が伸びている。コロナ禍が長引く中、新しい生活スタイルをいちはやく確立している世代かもしれない。
 都道府県別にみると、元気指数は北が低く南が高い傾向にある。この傾向は過去も同様であったが、
前年からの増加幅は九州地方の各県で高く、南高北低の傾向が顕著になっている。

性年代別 地域元気指数・幸せ指数


3. 地域に対する評価
●移住者が増え、新しい店が目に留まるようになった一方で、
 地域コミュニティのつながりが弱まっていることが懸念

 居住地域について、47 の要素に対する評価を尋ねたところ、「新しい店が増えている」「移住者が増えている」などに対する評価が前年比で高まっており、テレワークの普及が進んだことで移住への関心が高まったことや、僅かずつでも新規開業の店が目に留まるようになってきたことが推察される。
 また、前々年からの変化では「地元で買い物をする」が伸びており、地域での暮らし時間が延びている。
 一方、前年比で評価の低下した要素は、「地域の祭りやイベント」「地域一体となった取り組み」などであり、前年に引き続き、地域コミュニティのつながりが弱まってきていることが懸念される。

地域元気の評価47要素 前年差


4. 地域の元気に資する要素
●「商店街の活気」は、地域に元気を取り戻すための決め手
 人口規模が小さいほど「商店街の活気づくり」と「働く場の拡充」が最重要課題

 地域が元気であるために重要と思う要素を、地域に対する評価47要素の中から8つまで選んでもらったところ、「商店街の活気」が最も多くあげられた。ところが「商店街に活気がある」と感じている割合は他の要素に比べて低く、ギャップが大きい。「商店街の活気」は、多くの地域で享受しにくくなっているものの、地域の元気を創出するとても重要な要素であると言える。
 人口規模別にみると、人口規模の小さい地域ほど「商店街の活気」について、重要度と評価のギャップが大きく、同様に「地域の働く場」のギャップも大きい。人口規模の小さい地域では、「商店街の活気」と「働く場」を創出する方策が特に重要と考えられる。

地域が元気であるために重要と思う要素


5. 元気度・幸せ度ランキング

元気度・幸せ度ランキング

調査概要
【調査方法】インターネットによる調査
【調査対象】全国20~69歳の男女
【調査時期】2021年8月6日~8月10日
【サンプル数】100,000人
【集計方法】令和2年国勢調査速報に基づき、全国の市区町村人口規模別30区分×男女×年代3区分=180区分の人口構成に従ってウェイトバック集計を行った。*集計時に市町村別の性年代別人口は公表されていなかったため、性年代別の構成比は平成27年国勢調査を充てた。

地域元気指数調査2021

全国「地域元気指数調査2021」News Release [PDF]
※データを転載する際には、『「地域元気指数調査2021」(株式会社アール・ピー・アイ調べ)』と明記いただきますようお願い申し上げます。