市場調査
宿泊旅行調査(観光マーケティングの基礎調査)
全国の国内宿泊旅行の実態を細やかに把握
我が国の国内宿泊旅行者数は長期的にみると減少傾向にあり、人口減少以上に旅行者数の減少が著しい状況にあります。就労年齢の長期化、女性の就業率の増加、娯楽の多様化など、ライフスタイルや価値観の変化が、国内旅行市場に影響を与えているのは明らかです。一方で、地方創生の切り札として、各自治体で観光集客による地域経済活性化が期待され、観光マーケティングの重要性が高まっています。各地域は、訪れる観光客のプロフィール、何を目的に、誰と、いくら消費して、どのような理由から選ばれ、評価されているか等、定点観測しながら、観光集客に取り組むことが求められています。
大量データを活用し、目的に合わせ多様なアウトプットを展開
この調査は、全国の居住者の1年間の国内宿泊旅行実施有無と、1年間におこなった旅行の行き先や同行者、旅行費用などの実態、その旅行先を選んだ理由、旅行先に対する評価などを尋ねることで、定量的・定性的に国内宿泊旅行市場の実態を把握することを目的に、毎年、大規模な定点調査をおこなうものです。
調査結果は、全国推計、都道府県別結果、エリア別結果など、目的に応じて様々なアウトプットを展開し、各地域にとって使いやすいものになるよう、工夫しています。RPIは、調査の設計~集計~分析~アウトプットの作成までを担当し、経年調査として安定した回収、精度の維持を確立するとともに、調査結果を最大限に活用するお手伝いをしています。
自治体の観光マーケティングの礎に
この調査は、開始以来15年を過ぎようとしています。調査結果からは、ひとり旅の増加、ビジネスホテル利用の増加、自家用車利用の頭打ちの兆しなど、人口構造の変化やライフスタイルの変化、価値観の変化が旅行に与える影響を数字から読み取ることができます。これからもこの調査が、国内旅行市場の予測や地域の観光マーケティングに貢献していくことを願い、継続して参ります。
宿泊旅行調査
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期間
H17年度(2005年度)~H30年度(2018年度)
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クライアント
RL社