地域振興/産業振興/リサーチ・マーケティング/事業プロデュース・マネジメント 株式会社アール・ピー・アイ

事業内容

6次産業化・産品開発

地域産品のブランド化構築

地域にある特色ある産品のブランド化を目指す

日本の各地域には全国的なブランドとなっている産品以外にも、地域固有の気候・風土や技術を活かした、ブランド化のポテンシャルを持った特色ある地域産品が数多く存在しています。例えば青森県では、青森りんごや大間まぐろなどのトップブランドをはじめ、嶽きみや野辺地葉つきこかぶなどの地域ブランドが育成されています。そうしたなか、青森県では自主的に地域産品のブランド化に取り組む意欲的な産地を支援し、さらなる地域の底上げを図っています。

地域の思いをもとにブランド化の取り組みを支援

本業務の対象となったブランド化に取り組む産地には、首都圏でのブランド化だけではなく、県内や地域内でのブランド化目指す産地もありました。そのため、外部からの「お仕着せ」ではならないように地域にいる人・関係者の思いを重視し、産地が中長期的な視点を持って自主的に取り組めるようになることを意識しました。より多くの関係者が参加できるように各産地で開催する会議を基本に、事前と事後の集合研修(講演、ワークショップ、取組発表等)を行い、産地間でお互いに参考にしたり、刺激を得たりできるように配慮して進めました。
産品がブランドとなるためには、それが他の地域産品と差別化できるものであり、そのことを市場(消費者)に認知してもらう必要があります。また、一企業の取り組みとは違い、より多くの地域の⼈たちに愛着を持たれ、地域への波及(地域課題の解決)につながっていて、その取組を継続する体制も必要です。会議ではこうしたことを一つ一つ確認・検討を行い、各産地で取り組む商品開発や販売活動に落とし込んでいきました。青森県ではこうした事業を2016年から続けており、これまでに10の産地が参加しブランド化に取り組んでいます。

地域産品のブランド化に向けた自主的な取り組みの展開

2017年度には、今後県内で地域産品のブランド化に取り組みたい産地の参考となるよう、ブランド化のポイントと産地の取組事例をまとめたブランドブックを作成しました。また、現在も各産地が自主的に取り組む活動に沿った支援を行っており、想定するターゲットへの販売や求評会を開催し、産地のブランド化の支援を継続しています。

産地関係者によるワークショップの実施

地域産品ブランド化の構成要素

地域産品ブランド化推進体制構築事業コンサルティング業務

  • 期間

    H28年度(2016年度)~H30年度(2018年度)

  • クライアント

    青森県