地域振興/産業振興/リサーチ・マーケティング/事業プロデュース・マネジメント 株式会社アール・ピー・アイ

事業内容

漁港、市場

大田市場水産物部の経営戦略に関するプロジェクト推進支援

時代の変化に対応した卸売市場の活性化

中央卸売市場には産地と私たちの食生活をつなぐ上で、集荷と分荷、価格形成などの大切な機能を果たしています。東京都中央卸売市場大田市場は羽田空港や東京港、首都高速に近く物流面での条件も良い市場ですが、近年、量販店のシェア拡大や産地の大型化、消費者ニーズの多様化といった環境変化への対応が求められています。特に水産物部は、近隣飲食店等の業務筋の買い出しの他、活魚の取り扱いや加工に対応できるという特長を持っていますが、これまで顧客であった専門小売店や中小スーパー等の減少、築地市場の豊洲への移転もあり、市場活性化が求められていました。

仲卸業者による市場の強みの整理と情報発信

卸売業者や仲卸業者へのヒアリングを通じて、これまでに取り組んできたプロジェクトの振り返りを行うとともに、個社の目指す方向や大田市場としての強みなどを整理しました。その結果、「業務筋(飲食店等)」「量販店・飲食チェーン店」「海外」といった仲卸業者それぞれの顧客層に対する大田市場の認知度向上と、来場者の増加に向けた受け入れ態勢の充実は共通して必要性を感じていることなどがわかりました。
これらを受け、大田市場水産物部の認知度及びブランド力の向上を目的に、展示・商談会(シーフードショー)への出展、自社の強みを整理するワークショップ、海外バイヤーとの商談等を行いました。また、こうした水産物部として発信するコンテンツや活性化プロジェクトの進捗状況については、ニュースレターを随時発行し市場業者等による共通理解の促進を図りました。

青果・水産連携による卸売市場の活性化

卸売市場として展示・商談会(シーフードショー)へ出展したことの反響は大きく(出展817社中、食品部門の「印象的だった出展者」の第36位)、参加した仲卸業者も手応えを感じました。その後、2017年度には大田市場水産物部として、そして2018年度には青果部・水産物部の仲卸業者が連携し、展示・商談会(FOODEXJAPAN2019)への出展につながっています。

シーフードショーへの出展

海外バイヤーの招聘

大田市場水産物部経営戦略に関するプロジェクト推進支援

  • 期間

    H28年度(2016年度)

  • クライアント

    東京都