地域振興/産業振興/リサーチ・マーケティング/事業プロデュース・マネジメント 株式会社アール・ピー・アイ

事業内容

ブランディング・産品開発

沖縄県産水産物の海外市場拡大

沖縄県産水産物を東南アジアに売り込む

日本列島は東西・南北ともに約3,000kmの長さに広がっており、各地域で多様な漁業が営まれています。沖縄県は日本で唯一の熱帯海域に位置し多種多様な水産生物が存在しており、これらを漁獲対象とする水産業は県内各地の重要な産業となっています。RPIは、2012年度から沖縄県産水産物の認知度の向上、食べ方の普及、生産者と飲食店や市場などの連携推進など、マーケティングの支援を行ってきました。近年は、類似する海域の東南アジア圏向け(輸出・インバウンド)に衛生的かつ高鮮度な水産物を提供するためのマーケティング支援に取り組んでいます。

実証試験により沖縄県産水産物の強みを確認

これまでに、上海、香港、シンガポール、バンコクを対象に沖縄県の代表的な魚種(マグロ類、ハタ類、クルマエビ等)の輸送技術の開発、多種少量の県産水産物に適した物流試験を行い、マーケティング戦略を策定しました。物流試験では、温度帯調整機能付きの高機能コンテナを利用したストックヤードの可能性を検討し、各国の料理人による鮮魚等の着荷状況の評価を得ました。鮮魚については総じて評価が高く、今後の取り扱い可能性も見えてきました。

多頻度小口の高鮮度流通に対応し消費拡大に取り組む

沖縄県は国内の他産地に比較してアジア地域に地理的に近く、すでに那覇空港をハブにした輸出が行われています。また、インバウンドの観光客も多く訪れています。今後は、こうした物流・交流面での強みを活かし、生産者、漁協、運送関係者等との連携により高鮮度・高品質な県産水産物の出荷体制を構築し、海外を含む他産地との差別化を図ることが重要です。

輸出用梱包の実証試験の実施

海外飲食店での着荷状況の確認

県産水産物の海外市場拡大事業

  • 期間

    H30年度(2018年度)

  • クライアント

    沖縄県