シティプロモーション
春日部市シティセールス戦略づくり
シティセールスは何のため?
シティセールス(シティプロモーション)は、地域における人口減少、産業経済の停滞等への危機感を背景に、魅力ある都市として地域内外にPRし、定住人口の獲得、観光集客、産業の誘致等につなげるため、イメージアップの情報発信やイベント開催など全国で取り組まれています。
春日部市は東京都心部への通勤利便性がよいベッドタウンとして成長しており、人口減少時代を見据えた都市経営の一環としてシティプロモーションに着手しました。
シビックプライドの視点:市民が「わたしのまち」を育て・磨く
シティプロモーションは、地域外に向けて地域魅力をPRすることだけではなく、地域に暮らす市民が自分たちの地域に愛着・誇りを感じること、すなわち「シビックプライド」の視点が不可欠です。本業務では、市民自身が地域魅力の一端を担うプレイヤーとして、自ら〝ずっと住み続けたい〟と思う地域づくりに関わってほしいと考えました。市民自身が春日部の魅力を発見・共有し、自ら発信していく「巻き込む・つながる・広がる」のプロセスをシティプロモーション戦略の中核にすえました。
市民意識調査の分析、子育てママネットワークや地域づくりに関わる団体等を対象としたヒアリング、市職員を対象としたアンケートや連続ワークショップ等を通じて、地域魅力の掘り起こし、将来のありたい姿等を語り合うなどを経てシティセールス戦略の立案・具体化等を行いました。
ホッとする住み心地に、市民それぞれが感じている魅力を「+1」(プラスワン)
策定した戦略では、市民とまち全体のオール春日部のもとでシティセールスに取り組む合い言葉として、「ホッとする住みごこち+ 1(プラスワン)」を定めました。市民の誰もが感じている暮らしやすさ=〝ホッとする〟という魅力と、市民一人ひとりが持っている春日部の好きなところ=〝プラスワン〟を共有しながら、人と地域がつながり、「わたしたちのまち春日部」が生まれることをめざしました。
現在でも、この市民自身を担い手とする「+1」の理念のもとでシティセールスが展開されています。
春日部市シティセールス戦略プラン策定業務
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期間
H25年度(2013年度)
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クライアント
春日部市